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愛され続ける代表銘柄『直火請福』を中心に
柔軟な発想力でリキュールや純米酢づくりにもチャレンジする


国の天然記念物にも指定されている石垣島・宮良川のマングローブ。豊かな自然に恵まれた宮良川のすぐ近くにあるのが、請福酒造です。1949年の創業以来、70年にわたって石垣島の人々に愛される泡盛づくりを続けています。代表銘柄の『直火請福』は一般酒のほか、貯蔵年数や味わいの異なる多彩な古酒がつくられています。上の写真は、黒麹菌をつけた米麹をベルトコンベアで麹室に移動させているところで、一度の仕込みには2トンの米が使われています。

ベルトコンベアで運ばれた米は、一輪車とスコップを使って広い麹室にまんべんなく広げられます。たった一人で2トンの米を敷き詰めていく大変な重労働を週に8回行っています。請福酒造ではタイ米を使った仕込みのほか、地元・八重山で栽培された米「ひとめぼれ」でつくる『やいま』も毎年製造しています。『やいま』は、タイ米で作る泡盛とは風味が異なり、ほんのりと甘い飲み口が特徴です。

これが請福酒造自慢の蒸留器。二代目社長の漢那憲仁さんが独自に改良を加えたオリジナル設計で、釜を直接ガスの炎で熱して蒸留します。もろみが焦げ付かないように攪拌しながら、時間をかけてじっくり沸騰させることで、独特の旨みや雑味などの多くの成分が含まれるそうです。一般的な泡盛は、蒸留後に油脂成分などを取り除いてから出荷されますが、請福酒造では、あえて高級脂肪酸などの旨み成分を残すことで独特の味わい深さを生み出しています。

三代目代表取締役社長の漢那憲隆さんは「商品開発のアイデアにストップをかけないのが、うちの特徴です」と開口一番、楽しそうに語ります。製造や営業部門などのスタッフの声はもとより、お客様の意見をよく聞いて、「まずはやってみる」との意気込みで、さまざまな商品を生み出しています。泡盛ベースの『ゆずシークヮーサー』や『生姜レモン』といったリキュール類や、泡盛の蒸留残留液を醸造した『しまのす純米酢』のほか、『しまのす飲む酢』といった斬新な商品を次々と誕生させるのも請福酒造ならではの特徴です。

 

請福酒造の特徴的な黄色い営業車が、石垣島のお得意さんの元を日々駆け回っています。『請福』の名は、石垣島の中心部にある四つの地域合同で行われる豊年祭の旗頭に書かれている文字からいただいたものとのこと。地域の伝統行事などにも積極的に参加しているほか、米をはじめとする島の農産物などを活用した商品開発でも地域に貢献しています。また工場内には請福の全銘柄が揃ったショップがあり、試飲してから購入することができます。工場見学も受け付けているので、石垣島の観光プランに加えてみませんか。

 

 

【酒造所名】請福酒造有限会社
【住所】石垣市宮良959
【電話番号】0120-14-3166
【URL】http://www.seifuku.co.jp