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沖縄でも有数の景勝地・川平湾を望む地にたたずむ酒造所
伝統的な手づくり泡盛の全工程を見に行こう


海の美しい石垣島の中でも、とりわけ人気の高い景勝地として知られる川平湾。沖縄県内で唯一、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンから三ツ星の評価を受けていることもあって、国内外から多くの観光客が訪れています。その川平湾を望む絶好の地にあるのが高嶺酒造所。泡盛の製造工程をいつでも見学できるガラス張りの工場とショップが一体化した開放的なつくりが特徴です。1949年創業のこの酒造所は昔ながらの製法にこだわっていて、レンガ製の直火蒸留釜や麹棚などが並ぶ工場には、歴史を感じる独特の風情が漂っています。

主要銘柄の『於茂登(おもと)』は、石垣島にそびえる県内最高峰の於茂登岳からの命名。直火で蒸留した泡盛ならではの香ばしさと、山深い石垣島の水が生み出すやわらかな甘みが、多くの人を惹きつけています。ひらがなの『おもと』は、3年以上熟成させた古酒。泡盛本来のおいしさを引き出すために旨み成分を残した製法で、まろやかで芳醇な味わいが魅力です。アルコール度数25度で、さっぱりとしたマイルドな飲み口の『かびら』は景勝地にあやかって命名されました。

高嶺酒造所では1980年から「古酒のボトルキープ」を行っています。これは酒造所を訪れた人が購入した古酒を預けるもので、再びここに来た時には、同社の蔵でさらに熟成されたおいしい古酒を受け取れるという仕組み。蔵には6500人分の古酒がずらりと並び、オーナーが迎えに来てくれる日を待っています。毎年、古酒オーナーを対象にした「泡盛まつり」も行われていて、多くの人で賑わうそうです。高嶺酒造所では、おいしい泡盛づくりはもとより、訪れた人に喜んでもらえるよう、イベントなどにも力を入れています。

試飲コーナーもあるショップでは、さまざまな種類の泡盛や古酒を試すことができ、お気に入りの古酒が見つかったら、ここでボトルキープの申し込みも可能です。主要銘柄以外にも、泡盛を使った梅酒やリキュール、泡盛の蒸留粕でつくったもろみ酢なども用意されています。このほかショップ限定発売の泡盛や、『於茂登』のロゴ入りの手ぬぐいやTシャツなど、オリジナルグッズも充実。高嶺酒造所では地域の小学生の社会見学も歓迎していて、ショップには見学に訪れた子どもたちから届いたかわいらしいお礼状も飾られています。

 

「当社のスタッフは、酒づくりだけでなく、営業から電話番まで何でもこなすんですよ。地域の皆さんや従業員に支えられて、おいしい泡盛づくりを続けています」と楽しそうに説明する高嶺聡史さん(右から2番目)。10年ほど前、三代目社長に就任した高嶺さんは、地域の人たちと一緒に成長していきたいという思いが強く、酒造所周辺にある観光施設などと協力しあって、川平湾、そして石垣島全体を盛り上げるために日々奔走しています。

 

 

【酒造所名】有限会社高嶺酒造所
【住所】石垣市字川平930-2
【電話番号】0980-88-2201
【URL】http://omoto-takamine.com/