第2回 「泡盛川柳」結果発表!
昨年に引き続き、第2回泡盛川柳コンテストが開催されました。
全国からの多数の作品(応募総数889句・375人)の中から、厳正な審査のうえ
栄えある最優秀賞は、大阪府 ペンネーム黒麹様の
「妻だけが 知る水割りの いい加減」に決定いたしました!!
応募作品はすべて泡盛愛が感じられる素晴らしいものばかりでした。
ご応募いただきましたみなさん、誠にありがとうございました。
受賞作品を選評と合わせて、すべてご紹介いたします!
【最優秀賞】
妻だけが 知る水割りの いい加減
ペンネーム 黒麹様(大阪府)
(評)外で飲んでいても、独酌していても、妻の作る水割りの味に勝るものはない。「貴女の作る水割りが一番だ」と、妻に甘える作者の姿が目に浮かぶよう。
【優秀賞】
じじ棺に 泡盛入れる ねと孫が
ペンネーム 泰平楽様(神奈川県)
(評)泡盛が大好きだった祖父のために孫が発した別れの一言を、その子の親が歌にしたのだろう。泡盛愛は、さりげなく、でも確実に親子三代に伝承されるようだ。
【佳作】
子を寝かし 泡盛せがみ 踊る妻
ペンネーム しげっち(北海道)
(評)子どもをあやし、やっと寝付いてくれてホッとするひと時。晩酌をしているだろう夫に「私も泡盛」と楽しそうに踊りながら要求する妻の姿がかわいらしい。
【審査員特別賞】
ちぶぐわぁ~の 残る香りで もう一杯
森田哲哉様(埼玉県)
(評)古酒の楽しみは味だけとは限らない。飲み干したあとの残り香が甘く変化していく余韻も泡盛古酒ならでは。年代物の古酒を飲み慣れている通の一句。
【ユーモア賞】
泡盛は 源氏か平家か 聞いた孫
佐野博司様(兵庫県)
(評)泡盛を飲んでいるじいさんに、真面目な顔で聞いてくる孫の顔が思い浮かぶ。社会の授業で清盛とか敦盛とか習ったばかりだったんだろうな。